著 者 |
谷文晁(画) |
出版地 |
江戸:須原屋茂兵衛 |
出版年 |
文化9(1812)年 |
江戸時代後期の画家である谷文晁(1763-184)は、親交のあった江戸の町医者川村寿庵(?-1815)の依頼により、文化元(1804)年に、日本諸国の山岳風景画88図を、『名山図譜』のタイトルで出版しました。
本書は、『名山図譜』の88図に、新たに岩手山、玉東山(今の姫神山)の2図を加えて90図とし、文化9(1812)年に改題、刊行したものです。図絵に描かれている山は、北海道から九州まで幅広く、文晁の人気も相まって、広く読まれるようになりました。