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1月貴重書常設展示(2026年2月1日まで)

2026.1. 6 お知らせ

浅井了意 『東海道名所記』6巻6冊


出版地  不明
出版年  江戸前期

『東海道名所記』は江戸時代前期の仮名草子作家、浅井了意の代表作。作者の分身である主人公の楽阿弥という僧が、大坂の若者と連れ立って、江戸から京都まで、東海道の名所を見物しながら気ままに旅する道中記である。
挿絵には必ず二人の姿を登場させ、楽阿弥の狂歌や滑稽談などをまじえつつ、東海道の駅間の里数、土地の名所旧跡から歴史、風俗、土産、宿泊の心得なども地の文、または楽阿弥の口から語られている。このように娯楽性を持ちつつ旅行案内としても実用的である点が読者から歓迎された。
『東海道名所記』の最後は「顔も見しらず、行きがたもしらず」との言葉で結ばれ、夢で終わっている。軽妙洒脱な文章で書かれた道中記として、後の十返舎一九『東海道中膝栗毛』など後代の名所記、道中記に多大な影響を与えた。