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10月貴重資料常設展示(2025年10月31日まで)

2025.10. 2 お知らせ

『怪談』

Kwaidan: Stories and Studies of Strange Things.
Lafcadio Hearn, 1850-1904
London: Kegan Paul, Trench, Trubner, 1904


著者  ラフカディオ・ハーン
出版地  ロンドン
出版年  1904年

ラフカディオ・ハーンは、ギリシア生まれの随筆家、批評家。日本に関心を寄せ、1890(明治23)年に来日、島根県の松江中学に赴任し、英語教師を務めた。日本人の小泉セツと結婚し、その後1896(明治29)年に帰化して「小泉八雲」と改名した。八雲の名は、『古事記』の「八雲立つ」の一節からつけられた。 本書は、『耳なし芳一』や『轆轤(ろくろ)首』、『雪女』など日本の怪談を妻のセツらに朗読させ英語で再話したものと、八雲が強く興味を持った昆虫のうち蝶、蚊、蟻に関する3編が『虫の研究』として収録されている。