11月貴重資料常設展示(2025年12月23日まで)
2025.11.19 お知らせ
秋里籬嶌著 『都林泉名勝図会』5巻6冊

| 著者 | 秋里籬嶌 |
|---|---|
| 出版地 | 皇都 |
| 出版年 | 寛政11(1799)年 |
『都林泉名勝図会』は、京都の庭園・景勝地を図と解説で紹介した、江戸時代の地誌的ガイドブックである。
著者の秋里籬嶌は、安永9(1780)年刊の『都名所図会』で人気を博し、その後『大和名所図会』『東海道名所図会』などを次々と刊行した。本書はそれらの中でも、庭園に焦点を当てた名所図会として特に珍しく、当時の京都観光において庭園を訪れることが人気であったことを示している。
挿絵は佐久間草偃・西村中和・奥文鳴の3名が担当しており、現地での取材をもとに当時の景観を丁寧に描写している。